水素はガソリンと比較して燃えた際に出るカロリーは約15%減だそうです。
燃焼熱
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表出典:身の回りの化学より https://katakago.sakura.ne.jp/chem/fire/combustion_heat.html
素人考えでも水素がガソリンに比較してカロリーが半分なら同じ容積のエンジンでは、何かしない限り馬力が半分ということです。トヨタさんは何をしたんでしょう?
くるまのニュースより:
トヨタ「水素エンジン車」初試乗! ガソリン車同等の「可能性」を秘めた実力とは
記:山本シンヤ 2021.9.20
2021年9月18日・19日に「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook 第5戦 SUZUKA S耐」が開催されました。現在、水素エンジンを搭載する「カローラ」で参戦していますが、今回は、それとは別に開発を進めているテストカー「GRヤリス」にメディア初試乗した様子を紹介します。
水素エンジン搭載の「GRヤリス」 その可能性はいかに
トヨタは、カーボンニュートラルを実現させるために「マルチソリューション」を掲げ、そのひとつとして「水素技術を活用して内燃機関の可能性を探る」という挑戦をおこなっています。
その挑戦として、レースの現場に水素エンジン搭載の「カローラ」を実践投入していますが、スーパー耐久への参戦は3戦目を迎えます。
すでにアイドリング状態でしたが、開発中のエンジンとは思えないくらい一定の回転数で安定。ギアを1速に入れて発進。僅かに「カリカリ」とノッキングのような音(実は高速燃焼による音とギアノイズ)がしますが、それ以外はガソリン車と何も変わらず。
2速にシフトアップして2000rpmくらいからアクセルを踏み込んでいくと、ガソリン車に対して「レスポンスの良さ」、「ターボラグの少なさ」など、むしろガソリン車よりも洗練された印象です。
ちなみに応答性は鋭くなっているのに、アクセル操作に対する反応はリニアと、何とも狐につまれたような不思議な感覚です。
回転をさらに上げていくと、ガソリン車だと3000~4000rpm付近で僅かに感じていたトルクの谷間が消え、よりフラットな特性に。さらに回せば回すほど力強さが増していく感覚に加えて、全開時のパワー感もガソリン車とほぼ同じでした。
画像出典:くるまのニュース 水素エンジン外観
ちなみに最高回転は6000rpmに抑えられていましたが、それを超えて回りそうな勢い。さらにこもり音が少なく雑味の少ない乾いたサウンドは、ガソリン車よりも心地よく感じました。
ちなみに車両重量はガソリン車に対して水素タンク追加などで100kg以上重くなっているはずです。
出力はガソリン車同等なので絶対的なパフォーマンスは落ちるはずですが、実際に走らせてみてそれほど力不足だと感じなかったのは、水素エンジンの強み。応答性やレスポンスの良さ、そしてよりフラットになった特性などが、そのように感じさせたのでしょう。(以上省記)
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うーむ、このおじさんは水素について良く解っていないな。単なる運転フィーリングのコメントに終わってしまっているなっ。ガソリンに比較してカロリー半分、しかも着火容易性から発生するバックファイアやノッキングを馬力を落とさずにどうやって抑えた(混合比を落とすしかないが、そうすればカロリーは益々低くなる)のかトヨタのエンジニアに聞けよっ。
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解り易い動画がありました:
動画出典:youtube
そーだったのかっ! 水素直噴エンジン! マツダは、ロータリーエンジンという強い味方があったが、水素貯蔵タンクが造れなかったんだ! BMWは、液体水素で貯蔵タンクを作ろうとしたから諦めたといわれております。
トヨタはミライで培った820気圧の貯蔵タンクがあります。ワタシは澪来に実際に乗っているので解りますが、大体5kg前後は入りますね。航続距離ECOモードで500kmくらい。
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