VOLVOって支那企業傘下になったの知ってました?

26 7月 2017

  支那資本の傘下になって6年ボルボの今(2017年4月7日)

日経ビジネスオンライン

ボルボの創業は1927年。1927年というのは昭和2年です。第一次世界大恐慌があったりして激動の時代です。

画像出典:Wikipedia 上段左:四谷聖橋とニコライ聖堂 上段右:大正天皇の崩御 中段左:大正天皇御大葬儀・赤坂見附奉送車雑踏/絵葉書 中段右:昭和2年の頃のTAXI 下段も。

1999年VOLVOは、その乗用車部門をアメリカFORD MOTORSに売却しました。しばらくフォードの一部門でしたが、リーマンショックでフォードが経営危機に陥り、2010年にVOLVOを売りに出しました。買い手として独ダイムラー、仏ルノーなどの名前が挙がる中、買収したのは中国の浙江吉利控股集団(ジーリー・ホールディング)でした。

そして、「中国の軍門に下っても未来はない」。そうした不安の声は、すぐに一変したようです。

2015年までの5年で110億ドル(当時のレートで約1兆3000億円)を投資しました──。買収された年、ボルボは過去最高額となる投資計画を発表しました。自己資金に加え、ジーリーからの投資と中国開発銀行からの融資で賄いました。

「ジーリーは我々に、独立企業としての経営の決定権を与えている」。ボルボのホーカン・サムエルソンCEO(最高経営責任者)は、フォードの一部門だった時代との違いをこう強調しました。

潤沢な資金を得て、新工場建設とプラットフォーム(車台)の刷新を断行。投資が実を結び、台数が右上がりで推移し始めた2015年に新世代車の第1弾として投入したのがXC90でした。

外部から招聘した有名デザイナーによってデザインを刷新。大型車が主流の米国でヒットし、XC90はボルボの新たな主力車種となりました。支那本土でも新工場の建設とジーリーの協力によって販売が急伸しています。

 

 

画像出典:日経ビジネス

 

これから支那企業との合同生産も始まるようですが、支那にお金がある間、一見よく見えますが共産主義国家ですから、資本主義世界とは所詮水と油です。例えば、需要が頭打ちで鉄がもういらないという状況になっても計画経済ですから、鉄鋼生産は市場に関係なく、どんどん作ります。とすると、在庫の山。どうしようもないからダンピングして世界にばらまくとどうなるでしょう?他の鉄鋼メーカーは大損です。あの凄かった爆買いがやんだのは、支那に既に外貨が枯渇しているからです。もしも元が暴落するなど一朝事あればそうそう安心していられません。VOLVOの歴史がどうあろうと支那人は自分が投資した金をどうでも取り戻そうとするでしょう。そのときこの歴史ある企業はどうなるのでしょう?

 VOLVOの自動運転に対する取り組み

VOLVOの自動運転については、日を改めてまた取り上げたいと思いますが、ここでは日経ビジネス記事を追いかけます。

本社工場に置かれた、「#001」と書かれた白いXC90。今年9月に完成した試作車の第1号車です。来年から始める自動運転の実証実験で使われる予定になっています。

準自動運転の「レベル2」の機能を搭載するXC90にレーザーレーダー、「ブレイン(脳)」と呼ぶ新型ECU(電子制御ユニット)などを追加。完全自動運転に近い性能を持つとみられる。

まず、自動運転に準自動運転というのはありません。これはこの記事を書いた島津 翔さんの勉強不足です。だからレベル2からレベル4まで別けられているのです。

日経ビジネス記者

島津 翔

2008年東京大学大学院工学系研究科修了。建築家・内藤廣に師事。修了後、日経BP社に入社し、建設系専門誌である日経コンストラクション、日経アーキテクチュアを経て、2014年12月から日経ビジネス記者。担当分野は自動車、自動車部品。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

実証実験は「ドライブ・ミー」と呼ばれ、スウェーデン運輸管理局やイエーテボリ市と共同で実施する予定です。特徴的なのは、一般市民が参加する点です。試作車100台を市民に貸し出し、運転者の反応を開発に反映する予定です。英国や中国でも同様の実験を始めることになっています。

「我々は最初からレベル4を目指す」

実証実験を担当するボルボのマーカス・ロソフ氏はそう断言する。目下、世界中の自動車メーカーが開発を急ぐのは自動運転と手動運転を切り替える「レベル3」。一方、ボルボは一足飛びで完全自動運転を指す「レベル4」を実現させようとしている。

判って書いているのでしょうか?レベル4は、システムの誤作動をシステム自身が感知して、自分で修正できる能力があって、初めてレベル4になるのです。一般的には人工知能の搭載があって初めて可能になるといわれています。感覚的には電車に乗るのと同じことになるのですよ!本当にできる?

そこにはボルボの哲学がある。事故時の責任を、レベル2ではドライバーが、レベル4は全てクルマが持つ。一方、レベル3はある条件下での自動運転となり、ドライバーとクルマの責任が曖昧になる。「運転者が迷うようなクルマは作らない」とロソフ氏は言う。

運転者が迷うようなクルマは作らないって、それはレベル3のお話しです。そもそもレベル3では、事故があった場合の責任は全て運転者です。

下の画像は2009年VOLVOXC40?の自動ブレーキデモ(記者発表会)でのものです。恥ずかしー。

画像出典:Wikipedia

VOLVOの2017年フラッグシップXC90の画像です。

画像出典:Wikipedia VOLVO

 

 

 

 

 

 

 

 

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