ながら運転は絶対にダメ！

長年運転していると運転操作そのものに慣れきってしまって、運転中は『暇』になってしまいます。人間暇になると、眠くなったり、何か他のことをしたくなります。そういう目で道路を見ていると、いるいる、漫画を見ながら運転している人、スマホをやりながら運転している人、電話は日常茶飯事。NAVIを操作している人、ラジオやTVを選局している人。ひどい時はポケモンGOをやっています。みなさん　F=mα　力積＝質量×加速度をご存じだと思います。戦闘機に乗って空中戦をすると、人間はプラスの重力加速度には約８から９G（体重の9倍）にも耐えられますが、マイナスのGには４G（体重の4倍）くらいしか耐えられないそうです。要するに気を失ってしまうそうです。人間の体は当然、重力加速度には極めて脆弱です。だから交通事故で多くの人が亡くなります。大変大雑把な計算ですが、自動車教習所や免許更新時の交通講習では、衝突時の衝撃を高所からの落下に換算して教習しているようです。以下：

40km/h（39.04Km/ｈ）　→　 6m（2階建）
60km/h（59.63Km/ｈ）　→　　14m（3階建）
80km/h（ 79.69Km/ｈ）　→　 25m（8階建）
100km/h（99.53Km/ｈ）　→　 39m（12階建）

随分前の話ですが、高速で渋滞最後尾にノーブレーキで突っ込んだ大型トラックがありました。トラックの運転手は寝ていたわけではありません。次のPAで仮眠を取る予定でしたが、大型トラックの後部には仮眠ベッドが備えてあります。運転手はそこに財布を置いていたそうです。その財布を運転中にとろうとしたが、手が届かず、クルーズコントロールを入れて棒を使って手元に引き寄せようとしました。その一瞬の間に渋滞最後尾にノーブレーキで突っ込みました。何故、PAに入ってトラックを停止させてからできなかったのでしょうか？

ながら運転は非常に危険です。また、ながら運転は、以下の画像のように職業運転手に多くみかけます。