85歳男性吉祥寺事故「 認知機能」問題なし だから関係ないんだってば―!

23 10月 2017

何回言えばいいんでしょう!「ペダル踏み間違い事故」と「認知症」は全く関連しません。

これはメディアが勝手に高齢者の免許証を「返納」させようとしてでっちあげた嘘です。地方に行けば、介護タクシーなんていないし、お父さんは、あるいはお母さんは、連れ合いを乗せて自分で運転して病院に行かなければならないのです。こういう人達に免許証を返納しろといえますか?

2015年12月、埼玉県さいたま市浦和区で稲垣聖菜さんが交通事故に遭って亡くなりました。わずか15歳でした。車の運転手は80歳の男性で、ブレーキとアクセルを踏み間違えてしまった(本人の証言)事故です。稲垣聖菜さんのお母さんは、心の底から「高齢者の運転」がこの事故の原因となったとして、「高齢者免許返納」を呼び掛けています。

わたしは、ずっと一貫してペダル踏み間違い事故と認知症、高齢者は関連しませんと主張し続けてきました。しかし、このお母さんにペダル踏み間違い事故は高齢者と関係ありませんとは言えません。このお母さんは、命よりも大事な娘を奪われたくやしさ悲しさをぶつけるところがないのです! マスコミがペダル踏み間違い事故の原因は、高齢者の認知症によるものだと勝手に決めつけて報道するので、稲垣さんのお母さんも含めてみなさんそう信じ込まされているのです。

難しい、悔しい・・・・・。それだけにメディアの踏み間違い事故に対する報道の現状には腹が立っています。許せません。

 

画像出典:Wikipedia 稲垣聖菜さんの事故(2015年12月)

画像出典:Wikipedia 稲垣聖菜さん事故の加害運転者:当時80歳。認知症の検査をされて、異常なしの判定があり、危険運転致死傷罪で2年6月の有罪判決を受けました。2017年10月現在、まだ収監されていると思われます。

画像出典:Wikipedia 吉祥寺踏み間違い事故 85歳男性運転手(弁護士)この運転者も現行犯逮捕され、間違いなく危険運転致傷罪で送検されます。弁護士さんそれでいいんですか!?!

また、よく思い出していただきたいのですが、バスに衝突したから踏み間違えたのではなく、その前、東急の駐車場を出るあたりから既に踏み間違いが起こって制御不能になり、バスに衝突したのではないですか?

ここは、わたしの仮説理論とする「緊急時ほどペダル踏み間違いは起こらない」とすることの事例にもなります。

思い起こせば、2016年10月に発生した横浜市上大岡での踏み間違い小学生死亡事故では、88歳の運転者が認知症と診断され、処分保留で釈放されています。下記のように本ブログでも投稿しているところです。

速報!横浜上大岡の小学生死亡事故の88歳運転者、処分保留で釈放

 

メディアというのは夜郎自大、のぼせ上がっているというか、世の中を動かせると思って世間様を舐めているフシが垣間見えます。

ペダル踏み間違い(ペダル踏み換え忘れ)事故は、クルマを減速乃至は停止させる際に「ペダルの踏み換え」をしなければならないことが原因で発生します。アクセルを踏んでしまって、車体が急発進すれば恐怖のために「脳機能不全」が発症し、身体の生理的反射(大野註:脚気の検査法でヒザをゴムの検査器で軽くたたくと足がピコンとすること=膝蓋腱反射と同じ)でアクセルを床まで踏みこんでしまいます。アクセルを床まで踏みこみ続けるのは、純粋に人間の生理的反射運動です!

これらの踏み間違い事故を起こした運転者は、確かにブレーキを踏むべきところでアクセルを踏むという過失を犯しました。しかし、その後は身体の生理的反射運動により、事故に至ります。過失傷害致死事犯の刑事罰訴追理由は、「予見可能性です」!果たしてこうなることが予見しえたでしょうか?!

<<このペダル踏み換え事故を防止するには、ブレーキ操作をする際に「ペダル踏み換え」をしなければいいのです>>

このペダル踏み換えを無くした装置には、一例としてわたしの開発した「OT式左足ブレーキ装置」があります!

画像出典:大野一郎

自動車メーカーは、2017年10月現在一生懸命「自動ブレーキ装置」で「ペダル踏み間違い事故」を防止しようとしています。その努力には頭が下がりますが、率直にいってピントがずれています。

その理由は:

❶ 障害物の検知をセンサーで実施しています

❷ しかし、機械ですから誤作動や誤認識があります。そのときは、運転者が運転を取って代わります

❸ 運転者がハンドル、アクセル、ブレーキなどを操作すると自動装置は「解除」になります

すなわち、踏み間違い事故は、運転者がアクセルを踏み続けることで発生します。自動装置はアクセルを踏んだことで解除されるため、物の役には立ちません!

 

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL